タモ製作 その② 〜ハンディ仕上げ、そしてDaiwa編〜
前回、削り出しまで行ったワンタッチタモの柄をオイル磨き。
切り出し・研磨時の感触から耐久性・寿命を上げる意味で24時間ドブ漬けして内部浸透させる事にした
因みに使用油はこちら。食用胡桃油
真冬だもんで遠赤外線に一晩中当てながらじっくり
予想通り、鎧兜バリの暗黒色に。
材に粘りが出た所でフレームを止める為のネジ穴施工。
前回ヘタこいた、ブカ気味のスリットだもんで入念な調整の繰り返しとなった
ローレットナットを埋め込みM3のイモネジてフレームを固定。
カッコつけて「目立たん内側だけに!」とか思うとったがやはりカクカクするぅ…。よって外側からも打ち込んで2点留めに。
ダメ押しに玉口の隙間を焼き鳥串with木工ボンドで埋めて安定度を図る。
どうも神様のおかげで入魂は桂川の尺上ヤマメと言う、なんとも嬉しい一撃!!
しかし意外な欠点が!!!
なんとフレームがデカ過ぎて尺上がちっさく見えてまう!!
フレーム切り詰めて縦方向33センチくらいにしようか…(現在は38cm)
それとやはり、と言うかスプリングフレームは水流の押しに弱いもんで無駄に長いのは機能性を失ってまうわ。製作動機自体が合理性・コンパクト化を必要とする釣行用やから。。。うーん
だもんでコイツは改良決定!!(←盛期にそんなヒマあるんか⁈)
さて、ようやっと本題!元ネタはDaiwa 3030Dやったかな⁈ワスレタのタモ柄製作。
上記のコンパクションネットと同時に進行。
塗装膜が結構厚いもんで1000番でシコシコ削り落とし自作治具に仮固定する
この子もハンディ同様、花梨瘤の柔らかさを補う為にサンドウィッチ構造に!材の軽さもそうやけど強度としなやかさを信じて元グリップを具にする事にした。
カンタンに言えば縦に3等分スライスしてその真ん中だけ使うワケ!
〜ここでまた未知の先読み〜
①真っ直ぐ切る為の仕込み。
曲線の外表のラインに合わせてスレッドを軽く打ち込み3次元真芯を調整する。
②外表のカタチを数値化しておく。
最終的には目感になるやろけど粗削り出しの為の大まかな目安にする。コレによって形成の時短を計る。また外郭の2枚は大事に取って置く。最終形の参考になるから!
〜 テーブルソーで瞬殺 〜
今回は試作的・実験的な意味合いもある。
御覧の様に寸足らずではあるが素晴らしい配色の赤白花梨瘤端材が手に入ったもんでこれらをフランケンシュタイン風に継ぎ接ぎで結合させながら圧着させ削り出してみる事に!!
小細工初心者やけど閃いてまったモンはやらな気が済まんタチだもんでね …
真芯の具と薄く切り出した外郭用の花梨瘤板を目前にそれぞれの配置を決める。フランケンだもんで模様の不自然な流れは否めなくなるやろうけど現段階最善の構図で圧着!
やはりポイントは真芯方向への圧着より縦方向の、花梨瘤同士の圧着がむずかった。。いくらクランピングしても踊ってまう。
コレも恐らく2段階でやるべきやったんやな…
つまり外郭同士を一度接着してから具に圧着すべきやったんやろ。。反省…
片側が引っ付いたら真芯具を参考にしながら慎重に削り2次元の型を整えとく。両側付けてまうとガイドの真芯具が見えひんくなるんでコレは正解やった。
もう片方も圧着し先程整えた側をガイドにしながら削り揃える。コレで後は3次元の横方向を削り出すのみ!
まぁ丸型やから均一に仕上げるにはサンダーの当て方・番手にかな〜り気を使うた。何故なら少し削り過ぎるだけですぅぐに一気に全体が細くなるで。
ベルトサンダーのモーターを休ませ休ませ数日に
渡ってイメージを手のひらと脳内に問い正しながら。。。
整い始めたらフレームアタッチメントへの接続部を削り仮ハメしてみる。機能面を作用する、重要部だもんで集中力の減退による、失敗を防ぐ為に先に行うたわ。更に数日かけてジックリと最終削り出し。
そして後は番手を上げながらひたすらサンドペーパー磨き!!今回は木の手に吸い付く感触が欲しかったもんでそんなに追い込まへん。#2000で終了ー。
模様は兎も角、花梨瘤同士の接続は気にならへんかった。この時までは………
否が応にも現実に直面したのは胡桃油へのドブ漬け後やった
まるで罰
浮き出るかの様に接着部がスキマスイッチ!!
オイル漬けたてだもんで隙間埋め木工ボンドの食いつきも悪く最悪の自体に。。
しばらく時間を置いてオイルが揮発気味になるのを待ってからの補修作業やね…
一度、川に漬けて9寸で油抜き
網やフレームアタッチメントとの色味バランスも激しく気に入らん!
超基本的な事まで見逃しとった、戒めだらけの工程となったわ。。
余りに悔しいからいつでも作業出来る環境くらい作るか!
っつー訳で自作サンルーム兼工具部材置き場を拡張する事に!!
坂道状の地盤に捨てコンし
骨組み・鋭意作業中!!
盛期突入なんにナニしとんの〜!!!